成長ホルモンを分泌させよう

成長ホルモンという言葉を聞いたことはありますか?成長ホルモンとは、その名のとおり、体を成長させる際に出るホルモンのことです。こう言うと、成長期にのみ分泌するホルモンのように聞こえますが、実は生涯に渡って分泌される重要なホルモンなのです。本記事では、成長ホルモンを分泌させることがなぜ重要なのか、またどのように分泌させられるのかについてご紹介します。

「成長ホルモン」の重要性

生涯分泌される成長ホルモンですが、「成長期」に最も活発に分泌され、20歳を過ぎると減少していきます。成長ホルモンが減少すると、筋肉量の減少および筋力の低下、体脂肪の増加と骨密度の減少、皮膚のハリ・ツヤや柔軟性の低下、気力や意欲、記憶力・認知力の低下、骨粗しょう症の進行などが起こります。「老化現象」という表現で思い浮かべる症状が起こるわけです。逆に言うと、成長ホルモンをたくさん分泌させることができれば、このような老化現象を食い止めることができるのです!

ダイエットにも重要な「成長ホルモン」

老化現象を遅らせてくれる成長ホルモンですが、日頃トレーニングに励んでいる皆様は、ダイエットへの効果がどれほどあるのか気になると思います。嬉しいことに、成長ホルモンには脂肪を分解してくれる強力な力があります!

すでに体についてしまった体脂肪を取り除くためには、まず「分解」し、その後「燃焼」する必要があります。成長ホルモンは体脂肪の「分解」を促進します。分解された脂肪は有酸素運動や日常生活を過ごす中で「燃焼」されます。

成長ホルモンの他にも、アドレナリンやノルアドレナリンなど、脂肪を分解するホルモンは存在します。しかし、成長ホルモンが強力と言われる理由は、分泌後数時間におよぶ分解効果があるからです。国内の研究によると、5~6時間にも渡り分解効果があるとされています。また、海外の研究では、分解効果が48時間にも渡るという報告もあります。正 

確な時間は分かりませんが、他のホルモンと比べて、長時間の分解効果があることは確かです。

成長ホルモンを分泌させる生活習慣

では、20歳を過ぎた人の成長ホルモンの分泌はどのように増やしていけば良いのでしょうか。鍵となるのは、運動や生活習慣です。

成長ホルモンは睡眠3時間後に、もっとも盛んに分泌されます。そのため、この時間に眠っていることが大切です。人は入眠すると、ノンレム睡眠という夢を見ない深い眠り状態になります。この時が、最も成長ホルモンが分泌されるときです。そのため、筋肉の材料となるプロテインを就寝の30分ほど前に飲むと、成長ホルモンの分泌タイミングと合致し、筋肉がつくられ修復されるのでおすすめです。

食生活にも、成長ホルモンの分泌を促す栄養素があります。アルギニン、リジンといった亜鉛やアミノ酸のようなミネラルです。これらの栄養素は、大豆・大豆製品や鶏肉・豚肉に含まれています。また、アルギニンやリジンが摂取できるサプリメントも売っています。筋トレと合わせてこれらの栄養素を摂るよう心掛けると良いでしょう。

成長ホルモンは運動で分泌できる

上記のように、生活習慣や食生活でも成長ホルモンの分泌は促進できます。しかし、最も成長ホルモンが分泌されるのは、高い負荷のトレーニングを行った直後です。高い負荷と言っても、日頃運動していない人は「ちょっときつい」程度のトレーニングでも効果があります。続けていくことで体力が増え、だんだんときつく感じられなくなったら、自分の状況をよく観察し、少しずつ負荷を調整すると良いでしょう。

負荷をかけて筋トレし、筋肉を疲労させると、回復したときに「超回復」という現象がおこります。この超回復が起こると、もとの筋肉よりも大きな筋肉の状態で回復します。このときに、成長ホルモンが分泌されるのです。年齢を重ねても、筋肉は鍛えることができますよね。つまり、いくつになっても、筋トレをすることで成長ホルモンの分泌を促すことができるのです。

まとめ

本記事では、若返りとダイエットの重要なポイントである「成長ホルモン」についてご紹介しました。日頃からトレーニングを行っている方は、どういうメカニズムで体が変化していくのか知るとやる気が出ますよね。現在はトレーニングを行っていないという方は、「成長ホルモンを分泌させる」ことをモチベーションにすると、トレーニングを始めやすいかもしれません。皆様が本記事を参考に、効果的に成長ホルモンを分泌できるようになることを願っています!